釜も風炉も金属で出来ている為、その表面が酸化するのは当然です。 その錆(さび)による変化のある面白い持味は、使い方や保存、手入れにより左右されるのです。つまり扱い方次第なのです。
「錆(さび)ついて使えないから」と押入れで眠っている茶釜や鉄瓶はありませんか?? 錆がひどくなったり、湯もりがしたり痛んだときは素人細工するよりも早く専門家に任せた方が無難です。 ぜひ金秀(TEL&FAX0766−21−2620)へ修理に出して下さい。新品同様の美しさが蘇ります。
釜は手の汗などから錆びやすいので出来るだけ手を触れない方がよく、服紗や懐紙等で扱います。 お湯を沸かす場合、練炭、ガス等は硫黄(いおう)気が強い為、いたみやすいので絶対使用しないで下さい。 釜に手や他の脂気(あぶらけが)ついた場合は熱湯でよく洗い温湿布、又は乾布で軽く拭き取ります。 使用後はお湯又は水で軽く洗い、表面や底の灰や湯垢(ゆあか)をよく落とし、木綿布等(脂気、糊気のない)で軽く拭き取り残火の余熱で十分に乾かします。出来れば二昼夜位風通しのよい場所に置いて完全に湿気を除きます。 風炉が汚れた場合は湿布で軽く拭き、ついで乾布で傷つけないように拭き、湿気を完全に除きます。 風炉の使用中、湯や水が表面に落ちた場合は出来るだけ早く拭けば、あとが残りません。 風炉の灰は湿気を含みやすいので、しまう時は取り出した方が無難です。 釜をしまう時は、なにも包まず裸のまま箱に入れるのが一番よく、底に円座や十字受けを作ったり、箱に透かし穴を開けたりするのも一案です。 風炉や釜蓋の保存にはよく乾いた軟らかい布で包み傷つけないように注意します。 置き場所は乾燥した風通しのよい所、例えば蔵の二階などに棚を作って置くのが最も望ましいです。 使い方 新しい釜を使い始める時には、重曹を大さじ2〜3杯にお湯を入れて、一晩そのままにしておき、翌日よくすすぎ、お湯を2回ぐらい取り替えて沸かしてから使えば臭いが少なくなります。 お湯を沸かす時は、水道の蛇口を少しあけて、蓋のまましばらく釜全体に水を流す。と、釜の色肌が落ち着いてくる。 お茶に使う水は井戸水が良い。水道水を使う時は前日に汲みあげておき、なるべく上の部分を使うと、釜にもよく、お茶もおいしい。 釜の蓋はおしぼりで、お湯の沸いている時に柔かく撫でると、品よく落ち着いてくる。 釜の中で干しにくい部分はドライヤーで外から内から熱を加えるとよい。
新しい釜を使い始める時には、重曹を大さじ2〜3杯にお湯を入れて、一晩そのままにしておき、翌日よくすすぎ、お湯を2回ぐらい取り替えて沸かしてから使えば臭いが少なくなります。 お湯を沸かす時は、水道の蛇口を少しあけて、蓋のまましばらく釜全体に水を流す。と、釜の色肌が落ち着いてくる。 お茶に使う水は井戸水が良い。水道水を使う時は前日に汲みあげておき、なるべく上の部分を使うと、釜にもよく、お茶もおいしい。 釜の蓋はおしぼりで、お湯の沸いている時に柔かく撫でると、品よく落ち着いてくる。 釜の中で干しにくい部分はドライヤーで外から内から熱を加えるとよい。